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仕組み ─ How it works

3つの軸で人生を地形にする思想と、
それを 5,616 枚のNFTとして 72年間にわたり刻む技術。

I.
地形のデザイン
Terrain Design

ハンナ・アーレント
『人間の条件』(1958)

人間の営みを「労働・仕事・活動」の3つに分け、それらが公共性の中で立ち現れることの重要性を説いた思想。これを地形の5つの座標軸に対応づける。

PHILOSOPHICAL FOUNDATION

アーレント用語意味
Y+work(工作)構築物・耐久性
Y−action(活動)表現・現れ
Zlabor(労働)循環的な注力
X+polis(公)公的領域
X−oikos(私)私的領域
II.
思想の抽出元
Source

日々の思索・記録・活動ログは、Obsidian(個人ナレッジベース)に蓄積されている。日記・研究ノート・プロジェクト構想・読書記録──それらの言葉の重さと向きが、その時々の思想を作っている。

そこから各活動の (x, y, E)(座標と重み)を抽出し、地形の入力にする。固有名は抽象ラベル(研究/コミュニティ運営/長文執筆 など)に置き換えてから書き出すため、外部に出るのは構造だけで、中身は守られる。

抽出は LLM + 手動レビューの半自動パイプライン。同じ Obsidian から異なる時期に抽出すれば、自然に差分が地形の差として現れる。

Obsidian日記・ノート・記録
抽出(LLM + 手動)抽象ラベル化
data.csvlabel, x, y, E
地形 (Z軸合成)→ 次セクションへ
III.
Z軸の合成式
Bias Formula

Z軸(労働)の高さ E は、時間・重力・鮮度の3要素から計算される。

E = 0.4 × T + 0.6 × (M × F)
T
時間フロー (Time Flow)

直近28日の日記における言及量(新しい注力)

M
重力質量 (Mass)

累計言及量 × 継続月数(積み上げ)

F
フレッシュネス (Freshness)

Vault関連ファイルの最新更新日からの減衰

4軸のバランスから、そのチップの「人生の偏り」を数値化する。

BiasTotal = 0.5 × Centroid + 0.3 × Quadrant + 0.2 × Concentration
Centroid(重心)

地形の重心が中心からどれだけ離れているか

Quadrant(象限)

公 (X+) と私 (X−) のどちらに偏っているか

Concentration(集中度)

エネルギーが一点に集中している度合い

この計算式は formula v1.0 として永久固定され、変更されません。
IV.
発行スケジュール
6 Year Halving

2098年(95歳)で発行を終了。生涯総数 5,616 枚。コントラクトアドレスで cap は減少のみ可能、増加はできません。

Phasecap (枚/月)期間年齢累計 (枚)
1122026.06 - 2032.0623 ─ 29864
2112032.06 - 2038.0629 ─ 351,656
3102038.06 - 2044.0635 ─ 412,376
492044.06 - 2050.0641 ─ 473,024
582050.06 - 2056.0647 ─ 533,600
672056.06 - 2062.0653 ─ 594,104
762062.06 - 2068.0659 ─ 654,536
852068.06 - 2074.0665 ─ 714,896
942074.06 - 2080.0671 ─ 775,184
1032080.06 - 2086.0677 ─ 835,400
1122086.06 - 2092.0683 ─ 895,544
1212092.06 - 2098.0689 ─ 955,616

※期間はすべて暦年基準 (各期の開始月を含む 72 か月)

V.
2 ピース構造
Physical Chip

物理チップは、フレームと地形の2つのパーツで構成され、その間に NFCタグを内蔵します。

1. Center (地形) 直径 30mm × 厚さ 2.4mm / 18層リリーフ 2. NFCタグ NTAG215 内蔵 3. Frame (縁+底) 外径 40mm × 厚さ 3mm
  • CT
    Center(最上層): 直径 30mm × 厚さ 2.4mm、18層リリーフ地形
  • NF
    NTAG215 NFCタグ:フレーム内側に固定。スマホでタップして固有URLへ誘導
  • FR
    Frame(最下層・土台): PLA素材、外径 40mm × 厚さ 3mm。外周リムに TAIYO KAWAKITA YYYY/MM/DD #NNN を彫刻
  • QR
    底面:QRシール貼付(このサイトの汎用URLへ誘導)
VI.
技術スタック
Tech Stack
3D プリントBambu A1 Mini
PLA, 0.08mm 層厚
地形生成Python + numpy + numpy-stl
(極座標三角メッシュ)
NFTPolygon PoS / ERC-721
EIP-2981 ロイヤリティ
メタデータIPFS (Pinata)
Arweave(永続保存)
NFCNTAG215
(ISO 14443 Type 2)
受取 (Claim)ClaimEscrow
(commit-reveal 方式)
VII.
配ることの意味
Why Distribute

発行するだけで完結させず、信頼できる相手に手渡していくこと自体を、作品の一部として位置づけている。

01

思想を手渡す

言葉では伝わりきらない、自分が何を見て・何に向かっているかを、一枚の地形として渡す。受け取った相手の机の上で、それは静かな自己紹介として残り続ける。

02

所有者によるコミュニティの形成

chip の所有はオンチェーンで証明される。将来、所有者だけがアクセスできるイベント・ソート・限定公開を、ウォレット署名一つで成立させられる。手渡した瞬間に、緩やかな繋がりが立ち上がる。

03

変遷を共有する定点観測

同じ手から異なる時期の chip を複数受け取った人には、その人生の地殻変動が手元の重なりとして現れる。一枚では肖像、複数では年代記になる。

「人間は地上に投げ込まれた存在である。だからこそ、地上に足跡を刻んでいく。」
─ ハンナ・アーレント『人間の条件』より